古くから厄災除けの神社として有名。厄年の男女が厄災除けのために参拝し、年齢になぞらえた鏡餅を供えることで厄を落とすという習慣が残る。大晦日には深夜に及ぶ災除けの祈願を行う神事が行われ、福岡市内だけでなく、県内外から数多くの祈願者が参拝する。
博多区博多駅前1-29-47
☎092-431-1391
平成26年3月に完成した博多の新しいシンボル。博多から大宰府政庁へ延びる官道にあったとされる「辻堂口門(つじのどうぐちもん)」にならった格式高い 四脚門様式で、門扉の板材には太宰府天満宮より寄贈された樹齢千年の「千年樟」を用い、欄間には博多織の献上柄模様が刻まれている。門をくぐった先の承天 寺通りは車道を小川に、歩道をその川岸の遊歩道に見立てた造りで、緑も豊か。寺社町の清らかな雰囲気と融合している。
宋出身の貿易商・謝国明が1242年に建立し、留学僧弁円(後の聖一国師)が開山した禅宗寺院。国師が大陸から持ち帰った製粉技術を記す設計図(水磨様)により、うどん、そば、饅頭などの粉物文化が広まった。博多がうどん発祥の地と呼ばれるのはこのことによる。
博多区博多駅前1-29-9
☎092-431-3570
806年に唐から帰国した弘法大師(空海)が、日本で最初に開いた真言密教の寺。福岡藩主・黒田家の菩提寺でもある。国の重要文化財の木造千手観音像、市 文化財の六角堂がある他、大仏殿にある日本最大の木造座像「福岡大仏」でも有名。2011年5月に高さ約26メートル、総木造の五重塔が完成した。
博多区御供所町2-4
☎092-291-4459
栄西(ようさい)禅師が、1195年に源頼朝公を開基に創建した日本最初の禅寺。山門には、後鳥羽上皇より贈られた「扶桑最初禅窟」の額がかかる。禅宗形 式の伽藍を擁し、境内は国の史跡に指定。聖福寺の墓地には、第21代首相廣田弘毅、博多織の祖満田弥三右衛門、玄洋社初代社長平岡浩太郎の墓がある。 また、栄西禅師は、お茶を日本に伝え栽培と普及に大いに貢献し、茶祖と言われた。江戸時代末の仙厓和尚は禅画で有名。
博多区御供所町6-1
☎092-291-0775
浄土宗の宗祖・法然上人の後を継いだ鎮西聖光上人が創建。豊前彦山にいた鎮西上人が夢のお告げにより、中国から博多へ帰ってきているという高僧を探すた め、博多に戻った。その際、大きな松の木の側で発見した木像を、中国浄土門の開祖・善導大師だということで迎え、お祀りするために建てられた寺。その逸話 を聞きたいと集まった人々に百日説法を行い、博多談義所とも呼ばれていた。。
博多区中呉服町6-24
☎092-291-0475
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浄土宗鎮西派、京都の知恩院を本山に持つ寺。閻魔堂と観音堂があり、毎年1月と8月の16日には閻魔祭を開催。閻魔堂の中には、閻魔様や三途の川で着物を奪う奪衣ばばあの像があり、その像にこんにゃくをお供えすると病気の“あく”を取ってくれると言われる。
博多区中呉服町10-5
☎092-291-4520